Happy End

53期生同士のつながりというのは、独特なものに見えました。

一人一人の個性が強く、少し離れたところから彼らの姿を見ていると、仲が良いのか。。。?と思うような時もあります。互いに興味がないというか関わる意味を感じていないというか。。。

しかし少しずつ自分の中にある想いを、みんな苦手ながらも言葉に出し始めたら、互いのことを認めはじめ、一緒にいることが大切なことになったのではないかと思います。

何度も何度もぶつかり合いながら、傷つき傷付けられながら進んできた三年間で、互いに削られ砕かれて、角の丸くなった石のように一人一人磨かれていったのではないでしょうか。

最後の時が近づくにつれ、恥ずかしいと漏らしながらも隠さずに「みんな大好きだ」「本当にありがとう」「これからもよろしく」という53期生は、良い同期に恵まれ、良い関係を築けていたのだと気付かされました。

 

 

全校の前で話す卒業発表で、自分だけの力で変わったのではなく、愛農に関わる多くの人々によって、同期や先輩や後輩、職員、農家さんなど、本当に多くの人に関われたことに感謝する彼らの言葉は、聴いている人の心に響くものが確かにあったと思います。

 

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3年間を振り返って自分自身が変わったこと、出来ずに終わり後悔いていること、後輩に伝えたいこと、将来に向かっての決意。。。それぞれの言葉を用意して発表を待っていましたが、直前に読み直すと「これは今しゃべりたい事じゃ無い。とりあえず提出するために用意してしまったものだった。」とこぼす生徒もいました。互いの言葉を聴きながら、自分の心の奥にある想いがうずうずと表に湧き上がってきたみたいです。

 

卒業式も滞り無く行われ、卒業生の呼名では一人一人の希望の讃美歌の奏楽をしながら卒業証書授与をしました。愛唱、気に入った讃美歌がメドレーとなり、その生徒の愛農での歩みの一面が見えてくるようでした。

 

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昼食を兼ねた愛餐会では各学年の出し物や卒業生と保護者さんからの一言がありました。

3年前の入学時の愛餐会を思い出す人も多くいて、長くもあっという間の愛農生活だった。生徒もだが保護者同士の繋がりも濃く、今後ずっと繋がる関係ができたと愛農ならではの関係がよく見えたと思います。

最後、三年生の発表では二曲の歌を歌いました。みんなで肩を組みながら歌っていた「正解/RADWIMPS」

 

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その場にいた全員が、当たり前に過ごしていた愛農の日常生活を、これからの生き方を探しに羽ばたいていく53期生の姿を思い浮かべたはずです。

ある人は言葉にならない想いを涙に託して、静かな優しい表情で53期生の歌声に寄り添っていました。

 

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同期のいないこれからの日々を、彼らはどの様に過ごすのか

それらを示すのは、全てこれからの自分の人生という大きな問いを自らに課し

ハッピーエンドの人生に向けて、終わりの無い一歩を進み始めた53期生に

これまで以上のエールを贈りたいと思います。

 

【ヤマハタ】