古田航平(54期) 百笑

2018年度 意見発表
百笑       
2年 古田航平(54期)


私は朝、起きると畑に行きたくてむずむずする。最近は5時に目が覚めて、畑に行っている。私は農業が大好きだ。毎年気持ちが熱くなっていく。中学生の時に不登校になった。そして、不登校の子を助ける団体に行った。この行った日がのちに人生を大きく変える日になる。この日は農業体験の日だった。受け入れの農家さんともっと作業をしたいと思った。この農家さんの名前は森田さんだ。

 

かれこれ、中3まで自転車で山道を30分走って通った。また、森田さんの農場で働いている人によく教えてもらった。とても怖くて、明日来たくないと思いつつ通った。そうしたら、自分に自信が持てるようになった。そして、森田さんは有機栽培で米と野菜と果樹を栽培し、やぎも飼っている。ここでとれた人参をゆでて、食べた。すごく甘くて、今でも忘れない味だ。自分もこのようなおいしさ野菜を栽培したいと思った。だから、有機で野菜を作ろうと思った。そして、有機栽培を学びに愛農高校に入学した。

 

また、私は農業という職業の厳しさもたくさん見てきた。一つ目はお金だ。森田さんはいつもお金がないといっていた。早朝の新聞配達のバイトもしていていつも眠そうだった。二つ目は担い手不足だ。あと十年たったら、この辺の田んぼは使われなくなると森田さんが言っていた。私は市の農業塾の卒塾生だ。塾生の時に市の人からお米を作ってほしいと言われた。百姓は百の仕事があると森田さんに教えてもらった。竹の子の掘り方や木づちの打ち方やブログの儲け方など、本当にいろんなことを教えてもらった。その中でもうねたてが苦手だった。わからないなりにやりまくった。今、その努力が実を結びうねたてには自信があり、好きになった。そして、いろんな業種の人たちと会ってきた。養蜂家や農機具の買い取り業者や会社の会長さんなどに会ってきた。

 

初めて、会長さんと食事をした時に、礼儀を学んだ。それは年下の者が年上の人に水を注ぐ礼儀だ。このようにして、2年間森田さんのところで農作業をしていく中で、将来有機農業をやると決めた。そして、愛農で農業を学び、実践する中で農業が本当に大好きになった。農業が私のアイデンティティになっている。つらい時に畑で作業をすると心が癒される。また、どんなに大変な作業でも農作業ならやれる。畑や森が私の居場所だと思っている。この場所を好きにさせてくれたのが母である。母は私が幼いころに森の幼稚園に連れていってくれた。この幼稚園では森の中で遊んだり、蜜ろうでろうそくを作った。とても楽しい思い出がたくさんよみがえる。

 

少し大きくなると、ホタルの里に通っていた。そこでは、竹でご飯を炊いたり、ホタルの幼虫の放流もやった。小学生になると、ボーイスカウトに入団した。三か月に一回ぐらいのぺースで、キャンプをした。振り返ると私は森と共に生きている。昨年の一学期に森を見ていた。同期に何を見ているのと聞かれた。森が呼んでいるという自分もびっくりすることを言った。森に呼ばれてしまったので、将来は農業と林業をやると決めている。もう一つの理由は、伊賀は冬に木を切る人が多くて、必要性を感じたからだ。夢を叶えるために、まず草刈機とチェンソーを自校で2年間みっちり練習する。そして、目標は来年の夏休みにある、林業の20日間の講習までに、使い慣れておくことだ。

 

また、私は地球に住む生き物や土地などのすべてのものが笑顔で日々を送れるような農業をしたい。だから、私は、百笑という題にした。そして、野菜部で農作業をしていく中で、現代の農業の課題が見えてきた。一つ目は、プラスチックだ。今、マイクロプラスチックが北極海でも大量に見つかっている。プラスチックが地球を汚染しはじめている。それでも、プラスチックでできている資材をたくさん使い、たくさん捨てている。昨年中国が廃棄プラスチックの輸入をやめた。たぶんこれから処理が難しくなっていくので、少しずつ減らすこと勧める。二つ目は種だ。多くの種は海外から輸入していて、消毒されている。採種する作物に化学肥料や農薬が大量に使われている恐れがある。有機栽培をしていても、海外の土地をぼろぼろにしているかもしれない。本当の安心安全な野菜を栽培するために自家採種が大切になってくる。

 

百笑や地球環境や安全な野菜栽培の答えは、自然に頼ることだと思う。人間が手を入れすぎている。私は自然に頼る野菜栽培をしている。うねをつくらずに、肥料も入れないで野菜を栽培している。それをやれると思ったきっかけがある。それは、トマトを日当たりが悪くて、粘土質の土に植えた。肥料は苗の土にあるのみだ。そんな中でも、すくすくと育っている。この姿を見て、やれると思った。また、畑は山の土でできていて、みみずのふんがたくさんある。さらに獣害対策として、しそを畑の周りに植えた。しそはしかが嫌う植物だ。ほかに三つの利点がある。一つ目は収穫が夏と秋にあり、二回収穫が楽しめる。二つ目は加工がしやすい。しそジュースや梅干しを作っている。三つめは来年からはしそが自生してくれるからだ。

 

そして、掃除当番の人たちとも野菜を栽培している。今は約十種類の野菜を栽培している。また、家庭科室前でも」家庭科の授業で使う野菜を栽培している。そして、野菜や農業のことをいろんな人としゃべれてとても楽しい。私は愛農の丘を食べ物の丘にしていきたい。最後までお読みいただきありがとうございます。農場に来たい方は学校にお電話をお願いします。古田がご案内します。