大津 肇(55期) 今、行動することの重要さ

2018年度 校内意見発表
今、行動することの重要さ
1年 大津 肇(55期)


ぼく個人の意見として、日本を変えなければならないと考えている。なぜかというと僕が衝撃を受けた経験をしたからだ。
それは七年前、2011年3月11日、2時46分に起こった、東日本大震災のことだ。僕は当時小学二年生で栃木県宇都宮市から少し離れた所に住んでいた。その当時のことを思い出すと今でも恐ろしい。

 

僕がいつも通りに帰りの準備をして、帰りの会を皆でしていたとき、突然校舎が揺れたのだ。僕たちは先生の指示に従い机の下にもぐり込んだ。激しくそして長い揺れだった。体育館のライトが落ちてくるほどだ。ようやく揺れがおさまると、僕たちは廊下に出て並び避難訓練通りに走って校庭に向かった。僕たちはそこで互いに励ましあい親の迎えを待った。帰宅途中所々道路が割れていた。家に帰ると全てのものが散乱していた。そこで初めて大変なことが起きているのだと実感した。こんなことが起こるなんて予想も考えもしなかった。これは天災であり、仕方がないと開き直るしかない。

 

その数日後、福島第一原発が爆発したというニュースが飛び込んできた。たくさんの放射能が飛び散ったという。その当時の僕にはさっぱりわからなかった。原発というワードも存在さえも。
そもそも原発とは何なのか?放射能とは何なのか?僕が時間をかけて学ぶことで様々なことを考えることができた。
原発を動かすには放射性元素の1つでとても危険なウランを使う。そのウランを水とともに核分裂させて、水蒸気を発生させタービンを回して発電する。再生可能エネルギーよりは安定して電力を供給できる。

 

次に放射能とは何なのか?放射能は五感では感じられない。つまり、何も見えない、触れない、臭わない、味がしないものであって、これが体内に取り込まれると「甲状腺」に蓄積され甲状腺ガンを引き起こし死に至ることもある。特にこれは、子供に与える被害が深刻になっている。

 

今回の大きな地震により、ウランを使っている原子炉が壊れとても危険な放射能が飛び出してしまった。こんなことが起きてもよいのだろうか?原発は機械だ。それを造り動かしているのは私たち人間だ。機械は時に事故を起こす。機械がどんなに安全でも人智では計り知れない天災が起こることがある。それが起こって原発は事故を起こした。人の想像を超えた出来事が起きたのだ。人は神ではないのだから必ず間違う。僕自身もたくさん間違ってきた。東日本大震災が起こるなんて予想も考えもしなかったのだから。原発は人が動かしている。だから絶対に安全とは言えないのだ。今回に事故のように、間違ってましたでは取り返しがつかないのだ。だから原発は止めなければならない。そう、今回の事故が僕に気づかせてくれたのだ。

 

原発をやめるといっても僕はまだ高校生で、お金もなければ選挙権もない、つまり、無力だ。でも東日本大震災の被災者の一人として、こうしていこうという提案はできる。
第1に避難訓練をすること。それも天災が起こったことを想像して。天災はいつ起こるかわからない。そして、予想してなかったことが起こる。これが人生である。練習をしなければ本番は必ず失敗する。ギターをいきなり弾けないのと同じだ。だから練習を真剣にしてほしい。

 

第2に環境について真剣に考えるべきだ。原発、地球温暖化、温室効果ガスなどはどんな影響を及ぼすのか?人が住みやすくなるにはどうするのか?など色々ある。自分の幸せのためだけでなく、皆が幸せに生きてゆける環境や社会を作ることを考えること。これらは、今、僕たちが何をすべきか教えてくれると思う。僕自身、環境について勉強しどうすれば良いのか考えるのは永遠のテーマだと考えている。今こそ真剣になって学び、考え、気づく時だ。

 

第3に今の日本は電気が欠かせなくなっている。原発に頼るのではなく、自分達で使う分だけ自給したらどうだろうか?日本を変えるのであれば、自分達から変わるべきだと考える。
僕が今まで生きてきた中で、わからないこと、知らないこと、考えたことがないことがないことがたくさんある。だから気づきを大切にしたい。これからの愛農での生活が何かに気づくきっかけになると良いと考えている。今だからできることなのだ。

 

そして僕は、二度と同じ過ちを繰り返さないために、一人一人の意識を変えることが今の日本を変える第1歩だと考えている。今、目標に向かって行動しなければならない。後戻りはできないのだ。「今」は、いましかないのだから。        

以上で終わります。