1 月 2 7 日
「私はあなたがまだ母の胎に宿らない前からあなたを知り、あなたが生まれ出る前にあなたを聖別し、あなたを立てて万国の預言者としました」。

エレミヤ 1: 5

誕生日

 私が自分の誕生日を覚えてこれを祝うようになったのは、過ぐる戦争中からの事です。戦争中私は孤独でした。孤独者にとって最善の友は自分自身です。私が私をあわれみ、私が私をなぐさめ、私が私を励まし、私が私と泣きました。私を隈(くま)なく知る人、かゆいところに手が届くように私の心を抱いてくれる人は、私自身だけでした。私の誕生日がめぐって来た時、私は私に言いました、「あなたは生まれて来ていまここに在ます。元気をだしなさい」と。世が私を無視する時、常に私と共に居て存在を認める人は私自身だけでした。

 しかし私自身が私を知るという事には、大きな限度があります。私の生涯の意味と目的は、私自身がいくら考えてもそれを知ることは出来ないのです。これは神の啓示によって知らされる外はありません。しかし自分の生涯の意味と目的を知らなければ、なぐさめも励ましも望みもすべて根拠の薄いものとなり、しばしば一人よがりの自己偽まんに終わるのです。それゆえに私たち自身の生涯の意味と目的を教えてくれる人こそ、私たちの最善の友でなければなりません。

 そのような友は神御自身です。あるいは神の子イエス・キリストです。父なる神とその使わされたイエス・キリストを信じる信仰によって、私たちは自分の生まれて来た意味と目的を知り、初めて自分の誕生を祝う根拠を与えられるのです。



前へ上へ次へ