妻よ、主に仕えるように夫に仕えてください。 ・・・ 夫よ、キリストがエクレシアを愛して自身の生命を献げられたように、妻を愛してください。家庭の危機
信仰によって結婚した人でも、数年たつうちに愛が冷えて、家庭に危機が臨むことがあります。それは自分が描いている期待と注文に、相手がうまく入って来ないことから起こるのです。 ・・・
結婚を自分の欲望満足の手段として考える場合、それが満たされない時相手に対する不満が起こり、家庭の危機となります。しかし信じる人にとってはすべてのことが神より出て、神のためにあるのであって、自分の結婚もまた神より出て、神の目的のためにあるのです。相手がどのように自分にとって不満足な点があるにしても、それを以て離婚の理由とすべきではありません。相手についての不満足は、自分を神に結び付ける理由として働きます。自分さえ一層神に結びつけば、家庭の不満も何もかも、すべての事が相はたらいて益をなすのです。 ・・・
家庭の中心は夫でもなく、妻でもありません。家庭の中心はイエスです。神の目的を信じ、イエスの愛を受ける事によって、家庭の危機は救われます。これに反してイエスの居ない家庭は、人間的なぬくもりの冷える時これを救うものがないのです。