あぶくまアカデミーについて

「あぶくまアカデミー」は学問(知識として)の真理を学び、探究するホームです。すべての真理はそれが真理ゆえに知る価値があり、また愛されるべき存在です。真理には力があります。真理は人と世界を変革する原動力です。

真理は「知識」としての真理と「知識を越えたもの」としての真理の2つに大きく分けることができます。前者は「学問の真理」、後者は「信仰の真理」と呼ぶことができます。「あぶくまアカデミー」のミッション(使命)は前者の学問の真理に接し、それを見出す機会を提供することです。

「真理とは真実なことです」とドイツの偉大な真理探究者マックス・ウェーバー(1864-1920)は言いました。真理を学ぶのに何よりも必要なのは真実な態度です。「あぶくまアカデミー」はマックス・ウェーバーの社会学を学び、展開させることを活動の出発点においています。

また「あぶくまアカデミー」は無教会キリスト者、矢内原忠雄(1893-1961)が学問の真理を学ぶために始めた「土曜学校」の精神を受け継ぐものです。「真理は生命です」と矢内原忠雄は言いました。生命と制度は相対立します。生命はしばしば制度の抑圧するところとなります。ですから 「あぶくまアカデミー」は大学や研究所といった制度や機関としてではなく、真理愛の生命があふれる純粋な学問研究のホームであることを精神としています。 これは古代ギリシャの哲学者プラトン(427-347 BC)の「アカデミー(学園)」の精神に近いものです。以上のような理由から、あぶくま地方の一角に誕生したこととあわせて、「あぶくまアカデミー」と名付けました。 

2000年 1月

「あぶくまアカデミー」責任者

 あぶくま守行