あなたには、私が祖先に与えると約束した地へこの民を導いて行く任務があります。ただ心強く、勇ましく、努め励み、私のしもべモーセがあなたに命じた律法をことごとく守って行い、これを離れて右にも左にも曲がってはいけません。そうすればあなたは行く先々で勝利を得るでしょう。

（ヨシュア 1: 6-7）

　私たちはヨシュア記を読んで、ヨシュアがいかにエホバのために熱心であったかを知ると共に、また彼がいかにその師モーセに忠実であったかを知ります。彼にあってこの二つは不可分でした。ヨシュア記は信仰における主従の道、師弟の道を私たちに教えます。ヨシュアはモーセの命じた道を右にも左にも曲がることなく歩んだために、よく彼の後継者としての責任を果たすことが出来たのです。

　神によって善き師を与えられ、師の後に従って信仰の道を歩むことは何と楽しいことでしょう。聖霊によって私たちは師の言葉が真理より出て来た事を知るのです。　・・・　

　私は内村鑑三先生と異なる生涯を歩み、異なる戦いを戦います。しかし私は神が彼によって私に与えた真理の教訓を離れることなく、右にも左にも曲がらず歩みたいと願っています。それは私にとって何にもかえがたい楽しい道です。技術や知識の世界ならいざ知らず、神の真理を学ぶことにおいて、弟子はその師に勝らず、また勝ろうと思うべきではありません。それは、神の真理は永遠の伝承だからです。

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