さて、一行がエルサレムへ向かい始めると、イエスは先頭に立って進みました。それで、一行は驚き、恐れおののきながら従って行きました。エルサレムへの道
私は私の道を歩みましょう。しかしそれはどのような道でしょうか。神の国の福音を宣べ伝えても、人々は容易にこれを受けません。人々は私の能力と奇跡(きせき)の意味を全然見当はずれに解釈して、この世的な、浅薄(せんぱく)な誤りの期待しか私に対して持っていません。いかに人々の心は頑(かたく)ななのでしょうか!この頑な人々の心の殻を打ち破って、柔和な、砕けた霊をもった、神を信じる人とするにはどうすればよいでしょうか。自分が王となることでしょうか?もちろんそんなことではありません。真理を教えることでしょうか?教えを説くだけで人々が悔い改めるなら、神の国の建設はこんなに困難ではないはずです。奇跡を起こすことでしょうか?たった今パンの大奇跡を示した結果かえって彼らの心が鈍くなったではありませんか。人々の心をこのように頑固にして、悔い改めと新生をはばみ、神の国に入ることを妨げているものは彼サタンです。人を救うためには、サタンの脳天を打ち砕かなければなりません。戦いです!そうです、自分は彼と戦うのです、一人で彼と格闘(かくとう)するのです。 ・・・
私の行く道はただ一人孤独の道です。それが敵対と無理解とに包囲されて、人に捨てられ殺される道であるとしても、よろしいです。私は神の私に命じた使命を、神の定めた方法によって果たします。父なる神よ、どうか私にあなたの知恵と力とを与え、あなたの道を歩ませてください。