4 月 4 日
強く、また雄々しくなりなさい。恐れてはいけません、弱り果ててはいけません。あなたがどこへ行くにも、あなたの神、主が共におられるからです。

ヨシュア 1: 9

学校から社会へ

 学校を卒業して社会に出ると、学校で考えたほど社会は単純なものでなく、青年の夢と理想から程遠いものです。社会は大きい「習慣」とか「慣例」の力を以て、学校から出た青年の理想をあざけり、これを骨抜きにして、数年のうちに社会に同化してしまおうとします。これに耐える力は、神を信じる信仰以外にはありません。 ・・・ 

「キリスト者」風をむやみにふりまわすことはよくありません。しかし心にはしっかりと人生の目標と歩み方の根本をつかんでいなければなりません。それは信仰によって生きるという立場に外なりません。誘惑は最初の機会において拒むのが、戦闘の秘訣(ひけつ)です。酒に付き合いなさい、マージャンに付き合いなさい、と言われた時、最初の機会においてハッキリと「出来ません」と答えることが、勝利の第一歩です。自己宣伝によらず、自然に自分のキリスト者であることが周囲に知られて来ることが、勝利の第二歩です。自己の存在によって周囲の人の中に少しでもなぐさめと喜びをもつ人があるようになれば、それが第三歩です。

 信仰をもつ人が周囲からあざけられて、とやかく言われるのは当たり前のことです。そんなことを大げさに驚いたり、度を失ったり、つぶやいたりしてはいけません。神を信じる人にとって戦いはどこにでもありますが、そんなに恐れることはありません。神がともに在ます。勇ましく進みなさい。



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