あなたたちはただ「はい」、あるいは「いいえ」とだけ言いなさい。それ以上に出ることは悪から来ます。

（マタイ 5:37）

　信仰によるなら、個々の具体的場合に何を言い、何をなすべきかは、そのつど聖霊によって示されます。聖霊が「はい」と「いいえ」とを明示するとき、それに従ってこれを明言することは最小限の行動であり、それだけの行動をする勇気も出ないようでは、聖霊が内に宿っているとは言えず、顔を洗って出直す外はないのです。

　問題を具体的に処理しなさい。聖霊は常に個々具体的場合に応じて、適当な指示を与えられます。信仰の理解は原理的に純粋に。問題の処理は個々の場合に具体的に。もしも信仰の立場が原理的に純粋でなければ、私たちは世俗的の偶像崇拝におちいるでしょうし、問題の処理が個々具体的でなければ、カトリック的律法主義におちいるでしょう。純粋かつ自由に、これが「はい」と「いいえ」の態度です。

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