太陽よ、月よ、すべての輝く星よ、いと高き宇宙よ、天をおおう水よ、主を賛美しなさい。主はこれらをとこしえに作り、その場所を定めました。すべての海の生き物よ、地球から主を賛美しなさい。炎よ、ひょうよ、雪よ、霜よ、あらしよ、もろもろの山よ、大地よ、実のなる木よ、森林よ、野のけものよ、すべての家畜よ、地をはうものよ、飛ぶ鳥よ、諸国の王たちよ、すべての民よ、若者よ、乙女よ、老人よ、幼子よ、主の御名をほめたたえなさい。自然界の創造(詩篇 148: 3-13抄)
たのしき太陽の光、ただよう月の光、神秘的なる宇宙光、波にきらめく夜行虫。輝くこはく色の春空、白雲わくごうかいな夏空、すみとおる秋の青い空、鉛色の鈍い冬空。こんこんとわく泉、とうとうとした大河、静かな山湖、みなぎる海。雲にそびえる山、ヒツジがいこう丘、耕された土、はてなき砂浜、緑の木々、美しの花々、赤らむ果実、垂れる穂。北斗七星とカシオペア、オリオンとプレアディス。鳥は鳴き、チョウは舞い、魚は泳ぎ、ワニはひそんでいます。ウシはしんぼう強く働き、イヌは精かんに走り、アリは忙しく往来し、カエルは軽快に飛び、ライオンはほえ、サルは木に下ります。これらすべてを治める人は、男のすがたに威厳(いげん)あり、女の声は清らかです。ああ美しいです、神の創造の御業(みわざ)は。これを楽しんで飽きる事を知らず、これを賛えて、つきる事を知らないのです。