1 1 月 6 日
私は内なる人としては神の律法を喜んでいますが、私の体には別の法則があり、私の心の法則に対して戦いを挑み、そして体に存在する罪の法則の中に、私をとりこにしています。ああ、私はなんとみじめな人間なのでしょう。だれがこの死のからだから私を救ってくれるのでしょうか。

ローマ 7:22-24

原罪

 原罪とは何かは議論の問題であるより生活の問題です。人が神を無視し、神に背き、神なしに生活しようとすること自体が、本人の意識する、しないにかかわらず原罪の第一の症状(しょうじょう)です。神にさからい、神をあざけることを喜びとする人間の性格は、原罪の第二の症状です。実行しよう欲する善をなさず、やってはいけない悪をなし、自分の意思を制御(せいぎょ)出来ない事が原罪の第三の症状です。自己についてこの嘆きをもたない人は、原罪の何であるかをとうてい理解する事は出来ないでしょう。



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