博士たちが東方で見た星が、彼らより先に進んで、幼な子のいる所まで行き、その上にとどまりました。彼らはその星を見て非常な喜びにあふれました。 羊飼いたちが夜、野宿をしながらヒツジの群の番をしていました。すると、主の御使いが現れ、・・・ 言いました「恐れてはいけません、見なさい、すべての民に与えられる大きな喜びをあなたたちに伝えます。きょうダビデの町に、あなたたちのために救い主が生まれました」。救いを知る人
真理を求め、道徳的に生きることを慕(した)った東方の博士たちと、自然を愛し、勤労に従事した牧羊者たちは、啓示によってキリストを知り、直ちに信じる事ができました。哲学者カントの言いましたように、内なる道徳律と頭上の星空の尊厳(そんげん)を知る人にのみ、救いの所在は示され、律法家や宗教家はかえって外の暗黒に置き去りにされます。人にキリストを知らせるのは聖書の研究ではなく、素直な良心です。それは何よりも道徳を慕い、かつ自然と労働を愛する人でなければなりません。