1 1 月 1 5 日
このときヨブは起き上がり、上着を裂き、頭をそり、地に伏して拝し、そして言いました、「私は裸で母の胎を出ました。また裸でそこに帰りましょう。主は与え、主は取ります。主のみ名はほむべきです」。

ヨブ 1:20-21

苦難に耐える道

 小さな虫にもたましいがあると言い、ドロボーにもそれなりの理屈があると言います。人が人の手より苦難を受ける時は必ず反抗心を生じ、人が人によって罪を責められる時は必ず弁解の余地があります。こうして人間的立場においては、真の平和と理解は成就(じょうじゅ)することがありません。これに対して、いかなる苦難も神より与えられるものと信じる時においてのみ、始めて人は無条件にこれに服従し、この信仰的従順の中から天来の希望を仰ぐことが出来るのです。



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