1 2 月 3 日
神のいましめとは彼の一人子、イエスキリストのみ名を信じ、キリストが私たちに命じたように互いに愛し合うことです。主のいましめを守る人はキリストの中におり、キリストもその人の内に留まります。

第一ヨハネ 3:23, 24

愛と生命

 いましめのうち最大のものは愛であり、また互いに愛すべきことが教えられています。しかし「愛しなさい」ということが律法となって私たちに臨むとき、私たちの心はしばしば喜びよりもむしろ苦痛を感じることがあります。それは私たちの心に愛のとぼしいことが痛切に自覚されるからです。

 愛の喜びは、「愛しなさい」という律法からは生まれず、「私の愛にいなさい」と言いわれたイエスの生命から生まれるのです。愛は生命のほとばしりであり、生命の交流です。

 信仰によってイエスの生命の中に生きる人は、愛の喜びをもつのです。「私があなたたちを愛したように、互いに愛しなさい」(ヨハネ 15:12) は、戒めであり、しかも戒めではありません。イエスの愛がイエスの生命の自然のはたらきであったように、私たちも信仰によってイエスの生命の中にあるとき、兄弟姉妹を愛する喜びが自然にわき出るのです。



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