1 2 月 2 5 日
兄弟姉妹たちよ、あなたたちに勧めます。なまける人を訓戒し、心の小さい人を励まし、弱い人を助け、すべての人に寛容であってください。だれにも悪をもって悪に報いず、善を求めてください。いつも喜び、絶えず祈ってください。すべての事に感謝してください。

第一テサロニケ 5:14-18

感謝と同情

 クリスマスが来て、先ず思われるのは、神に対する感謝です。もしイエスが生まれはなかったとすれば、何と私たちの心はみじめで、平安も希望もなく、不平と不満の中に生きていることでしょう。 ・・・ 

 クリスマスにおいて神の恩恵を思えば、私たちにイエスの福音を教えられた先生や、親や、先輩や、友人や、又キリストにあって私たちを愛された人々に対する感謝の思いが、おのずとわき出ます。それらの人々に対する感謝によって、私たちの思いが温められることは、クリスマスの楽しさの一つです。

 神に対する、また人に対する感謝の心から、弱い人、悩んでいる人、病んでいる人、貧しい人への同情がおのづと心にあふれて来ます。これは自分が豊かで、相手が乏しいからではありません。そのような、自他の貧富を比較しての事柄ではなく、キリストにあっておのづとわき出る同情です。だからしばしば貧者は富者よりも、より大きな同情をもつのです。



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