(イザヤ 49: 1-6に寄せて)
世界万国よ、私に聞きなさい。遠き諸国民よ、私に耳を傾(かたむ)けなさい。私は生まれた時からエホバの召しを受け、母の胎(たい)を出た時からエホバは私の名を忠なるしもべと呼びました。成長するに従いエホバは私に準備を与え、私の口を利剣としてその聖手のかげに隠し、私を研ぎすました矢としてえびらの内におさめました。また私に告げて言いました、「あなたは私のしもべです。私の栄光の現れるべき日本人です」と。 ・・・
私は答えました、「しかし、この民は私の言葉に耳を傾けず、自分の欲する事を行います。私はいたずらに働き、益なく空しく力を費やしました」。 ・・・
私の審判(しんぱん)はエホバにあり、私の報(むく)いは私の神にあります。日本を真の神に立ち帰らせ、日本人を真の光とするために、神は私を生まれた時から立てて、神のしもべとしました。私にはその貴き使命があります。そして私の神は、この使命を果たすため私の力となりました。神は私に告げて言われます、「あなたは私のしもべとして、日本を起こし日本人の中の義人を回復するのは、まだ軽いことです。私はさらにあなたを立てて異邦人の光とし、私の救いを地の果てにまで到らせます。少しばかりの困難に会って、気を弱くしてはいけません」と。
私は目を上げて世界を見ました。私の夢は十字架の福音を抱いて、東アジアの山野を駆けめぐり、さらにその境を越えて、南西アジア、アメリカ、ヨーロッパ、全地の果てにまで到ります。そして私の夢のめぐるところ、枯れた骨もことごとく起き上がり、焼け野原にサフランの花が咲くを見たのです。