1 月 1 3 日
花嫁の準備は整い、子羊の結婚の時が来ました。私たちは喜び神を賛美しましょう。花嫁は光り輝く清い麻布の衣を着せられました。その麻布とは、聖徒たちの義しい行いです。

黙示録 19: 7-8

結婚の目的

 結婚の意義は生活の便宜(べんぎ)にあるのでしょうか、子孫を得るためでしょうか。そのいずれもそうです。しかしそれらが最も深い結婚の目的であるとはいえません。結婚の真の意味は人格の完成にあります。その点において人間の結婚は動物の性的結合と根本的に異なり、結婚は人間にのみ特有な制度と見なければなりません。そして人格の中心は愛であり、愛はこれと結合すべき他の人格を要求します。つまり結婚は一つの人格が他の人格と最も深く、最も永久的に結合する形式です。このゆえに結婚しない人も、人格的結合の愛の対象をもつとき、その人格は完成されます。イエスは父なる神と人格的に一つであり、またイエスを信じる人すべてと人格的に一つでありました。イエスと神の関係は父と子との人格的結合であり、イエスと教会との関係は子羊と新婦との人格的結合でした。エレミヤもパウロも、神を愛し、また民を愛するその熱愛において、結婚以上に人格の完成の道が与えられたのです。



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