1 月 1 9 日
少しの物を所有して神を畏れるのは、多くの財宝を持って思いわずらうのにまさります。

しん言 15:16

野菜をかてとして互いに愛し合うのは、肥えた肉を食べて互いに憎むのにまさります。

しん言 15:17

ひからびた一つのパンしかなくて親しいのは、ほふり物に満ちて争いの絶えない家庭にまさります。

しん言 17: 1

質素な生活

 この三つのしん言は質素な家庭生活の幸福を教えたものです。貧しくして野菜と一かたまりのひからびたパンを食べても、エホバを畏れる信仰と互いに愛する愛を以て睦(むつ)まじく暮らす家庭は、富んで御馳走(ごちそう)を食べても、わずらいとうらみ、争いのある家庭よりはるかに幸福です。そして質素な家庭に愛と平和が伴い、ぜいたくな生活にわずらいと争いがつきものであることは、神の公平の当然の結果です。

 どんなに貧乏な暮らしでも、信仰と愛と平和のやどる家庭は楽しいです。同時に、質素な生活そのものが、信仰と愛と平和を養なうためにふさわしいのです。それは、質素な生活はこの世の宝に心を取られることなく、神にむかって心が集中しやすいからです。家庭の生活は、天の使いが入りやすいように、質素に暮らすがよいのです。おごる食卓には、サタンが席を占めやすいのです。



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