塩は善いものです。しかし塩がその塩からさを失ったならば何によって味付けられるでしょうか。あなたたちの心に塩を保ち、そして互いに和らぎなさい。塩を保ちなさい(マルコ 9:50)
塩をつけると傷口が痛みます。しかし、それによって防腐剤(ぼうふざい)としての効用があるのです。また塩はからいです。しかしそのからさによって、調味料としての効用があるのです。ぼけた塩ほど役に立たないものはありません。外に掃き出されて、人に踏まれるだけです。あなたは、罪に関する感覚を常に敏感にしなさい。罪の傷口に、塩のしみる痛さを感じなさい。聖言に接して自分の罪の傷口の痛みを感ずる人は、塩が効いているのです。痛くとも耐えて、十分に罪の審判を受けなさい。これによってあなたは常に新鮮に罪の赦しの恩恵を感謝し、永遠に神の国の民なのです。永遠の生命は常に新鮮な生活であり、生活の新鮮は聖言の塩の効力です。罪の感覚が鈍ったキリスト信徒ほど、役に立たないものはありません。本当に「何をもてこれに味つけしましょうか」です。