あなたが若かった時は、自分で帯をしめて、自分の欲する道を歩みました。しかし年をとれば他人があなたの両手を上げ、帯をしめて、行きたくない所へあなたを連れて行くでしょう。

（ヨハネ 21:18）

　老年の預言者エレミヤは民に引き立てられて異郷エジプトに移り、彼の預言は婦女子のあざけるところとなりました。はげしい気性の使徒ペテロも、「老いては他人に帯をしめられるでしょう」と預言されました。

　私は自分の晩年が世にわづらわされること少なく、平静に経過することを願います。しかしだれが自分の生涯の末日を知りましょうか。悲しみが私から消える日はないでしょう。次から次へと、新しい悲しみが私の胸を刺すでしょう。

　悲しみこそ私を天国につなぐ白銀のひもです。この世の苦しみや思いわずらいはこの世限りのことであり、天国では満ち足りた神の平安があるでしょう。その日まで、神よ、私の信仰を守り、あなたの負わせた愛のくびきを従順に負わせてください。

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