2 月 2 3 日
「もし出来るなら、と言いますか。信じる人にはどんな事でもできます」。その子の父親は直ちに叫んで言いました、「信じます。信仰のない私を助けて下さい」。

マルコ 9:23-24

信仰の深層

 彼はすぐに「信じます。信仰のない私を助けて下さい」と叫びました。「私の不信仰を助けて下さい」と言ったのです。イエスに対して全幅の信頼を捧げたと同時に、反射的に自己の不信仰を意識したのです。私たちが本気になって一生けん命にイエス様を信じようとする時に、自分に信仰のないことを知ります。しかしその時が最も信仰に近いのです。それは信仰そのものが私たちから出る力ではなく、神から与えられる恩恵だからです。だからひとかど信じているつもりの時にかえって神に遠く、自分の心の貧しさを意識する時かえって神様に近いのです。イエスの全能を信じえるのは、自己の全くの無力を意識する時です。本当に「幸いです、心の貧しい人、天国はその人のもの」であります。(マタイ 5: 3



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