2 月 2 4 日
たとえ私は死の影の谷を歩んでも、災いを恐れません。 あなたが共におられるからです。 あなたのむちと杖は私をなぐさめます。 あなたは私の敵の前で、 私のために祝いの席を設け、私の頭に油を注がれます。 私の杯はあふれます。 私の生きている限りは必ず恵みといつくしみとが伴うでしょう。 私はとこしえに主の宮に住むでしょう。

詩篇 23: 4-6

単純な心

 苦難の日においてダビデは単純にエホバを信じ、信仰によって荒野を歩みました。エホバはまた単純にダビデを守り、みつばさのかげをもって彼をおおいました。神を信じる人の単純と、人を守られる神の単純と、この二つの単純の中に人事と世相の複雑怪奇(かいき)はすべて解消します。世の歩みを複雑難解にしているものは、人間的な思いわずらいと小細工です。これに反して単純にエホバに依り頼む信仰の心は救いの一筋が見え、単純な心をもってこれを歩む時、エホバは多くの危険より私たちを守り、私たちの足を安全に導かれるのです。まことに神を力とせず、かえって自分の富の豊かさを頼み、その悪をもって自分をかたくしようとする人は、「風の前のもみがら」のようです。(詩篇 35: 5)。これに反し、神を信じる人には全ての事が相共に働いて益をなします。



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