だれでもかわく人は私のところに来て飲みなさい。私を信じる人は聖書に書いてある通り、その腹から生命の水が川となって流れ出るでしょう。教訓と生命(ヨハネ 7:38)
教訓は外から与えられ、生命は内から与えられます。与えられた教訓が自分の生活に現れるためには、生命のはたらきが加わる必要があります。教訓だけでは実行力を生まないのです。
生命は、聖霊の源から地下水のように流れ出て、人の内部に「生きた水」の泉となってわき出ます。御霊(みたま)からくる泉を腹の中にもつ人はかわくことなく、行きづまることもありません。
教訓を受けるだけで実行力を与えられない時、人の状態はみじめです。そこには自己についての絶望か、そうでなければ道徳に対する反逆があるのみです。
教訓は律法の世界であり、生命は信仰の世界です。今の代において不足なのは道徳教育でなく、信仰による生命力です。教訓はすでに過剰なのです。