4 月 7 日
兄弟姉妹たちよ、私たちは果たすべき責任があります。それは肉によって生きる責任ではなく、・・・ 霊によって肉の欲を殺し、霊によって生きる責任です。

ローマ 8:11, 14

霊と人格

 人間が神とつらなるところのプネウマ(霊)は、人間性完成の根底であるのみでなく、人間の個性あるいは人格と称されるものの実体です。人間が人間としての「個」の自覚をもつのは、プネウマの自覚に外なりません。超越的絶対者に自己の存在の根源を認めることによって、始めて人間は自己の存在に、他の人間を以て代替する事の出来ない絶対的価値を自覚します。この意味において人間は相対的であると共に絶対的です。人間の人格は神に根源するものであり、従って神に対して責任をもつと同時に、他の人間に侵されない尊厳をもちます。ここに始めて人間の道徳的責任が確立され、又人間の自由独立が確保されるのです。



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