4 月 1 0 日
私があなたたちを愛したように、あなたたちも互いに愛し合いなさい。互いに愛し合う事で、あなたたちが私の弟子であることを、すべての人が知るでしょう。

ヨハネ 13:34-35

信仰者の心得

 世が憎んで殺したイエスこそ父より使わされし救い主であることを、自らの愛と真実とによって証明することが、エクレシアに属する人の使命です。 ・・・ 

 世に対してこの証明に従事すれば、その中のある人は信仰者の言葉を信じ受けてエクレシアに加わるでしょう。しかしながら大部分は信仰者をうとみ退け、憎み迫害するでしょう。それは意外として驚くべきことではなく、失望すべきことでも恐るべきことでもありません。イエスご自身が世からそれと同じ性質の、はるかに程度のひどい待遇(たいぐう)を受けたのですから、イエスに属する人がこれと同種の待遇を受ける事は、何も怪しむべきではありません。「あなたたちは世にあって患難に会うでしょう、しかし雄々しくありなさい。私はすでに世に勝っています」(ヨハネ 16:33)とは、この問題に関するイエスの教訓の結論でありました。世に対処する信者の知恵と勇気、なぐさめと励まし、この一言に付け加える何ものもありません。この一言を以て私たちは彼のために戦うべきであり、彼のために死ぬべきです。思ってここに到れば、今日「教会」と称するもの、あるいは「信者」と称する人が真のエクレシアに連なるものか否かを識別する標準は、この戦闘的信仰の有無にありとして多く誤らないでしょう。



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