5 月 2 8 日
主はアブラハムを外に連れ出して言いました、「天を仰いで見なさい。星の数はいくつあるか、数えて見なさい」。そして彼に告げました、「あなたの子孫は星の数のようになるでしょう」。

創世記 15: 5-6

星空を仰いで

 風のない静かな夜、外に出て空を仰ぐと、高さ、広さ、深さの測り知れない天井に、無数の星が青く又赤く輝いています。満月の夜には、星の光もうすれて、空一面に透き通った絹のような光がただよいます。夜明けには太陽はまだ地平線に現れませんが、星はおおむね消え去って、ただ一つあけぼのの明星がきらめいています。そして真昼には、何というまぶしい光が春の青空にあふれていることでしょう。 空を仰いでいると、私たちの心は地を離れて天に飛びます。そしてあの光輝の中にある神の栄光の御座をしたい、星のまたたきの中に、私たちの間から先に天国へ召された人のほほえみが見える思いです。



上へ前へ次へ