7 月 9 日
私はあなたの律法を愛し、昼も夜もこれを口ずさみます。あなたのいましめがいつも私と共にあるので、私は敵よりも賢く、すべての教師よりも知恵があり、老人よりも道理をわきまえ知ることが出来ます。

詩篇 119:97-100)要約

聖書を学ぶ方法

 聖書を学ぶ方法は、何よりも第一に、聖書をよく読むことです。敬虔(けいけん)な心を以て聖書を読みなさい。理解できない所があってもそこに停滞(ていたい)せず、自分の解るところだけ摂取(せっしゅ)して、霊(たましい)の栄養(えいよう)としなさい。そうすれば私たち自身の人生の経験と信仰の進歩とに応じて、読む度毎に新しい真理が啓示されます。聖書はだれにでも解る書であり、しかもだれにも解ってしまうことのない書です。それが聖書の真理の書である所以です。

 第二に、聖書を学ぶには善き教師につき、善き書物を読むことが有益です。しかし手当たり次第に信仰書類を乱読することはよくありません。聖書を学ぶのは単なる知識の吸収でなく信仰を養うことですから、善き書物を選択して深く読むことが必要です。自分の教師に対する信頼と、書物に対する純潔(じゅんけつ)の態度がなくては、力ある信仰を学ぶことは出来ません。

 第三に、聖書を学ぶためには人生の実験場においてこれを実習しなければなりません。実習によって学んだ信仰だけが、本当に自分の実力となるのです。学校の勉強は病気休学すればそれだけ遅れますが、信仰の勉強はすべての境遇において天与の実習場を見出します。



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