7 月 2 1 日
私はベットの上で私の霊(たましい)の愛する人をたずねました。私は彼を探しましたが見つからず、彼を呼びましたが答えはありませんでした。私は起きて町を歩き回り、通りや広場に私の愛する人をたずねましたが見つかりませんでした。 ・・・ しかし、ついに私は霊(たましい)の愛する人を見出しました。私は彼を引き止めて離さず、私の母の家に連れて行き、私の産まれた部屋に入りました。

雅歌 3: 1-4

誘惑に勝たせるもの

 にぎやかな時にはにぎやかさの中に誘惑があり、さみしい時にはさみしさの中に誘惑がひそんでいます。この時「私の心の愛する人」が私の側に居ないことを知ると、私の霊(たましい)はいいがたき孤独を感じ、彼の姿を尋ね求めて、恥も外聞もなく大路小路をさまよい歩き、彼をつかまえるまでは落ち着かないのです。

 私たちの心の愛する人はイエス・キリストです。私たちをして世の誘惑に勝たせるものは、世の愛よりも深く、高く、かつ熱い愛をもって私たちの霊(たましい)をみちびく「愛人」の存在です。その大きな愛の中に在るのでなければ、私たちはとうていこの世の誘惑に勝つことはできません。それは、私たちの霊(たましい)は愛がなければ生きることができないからです。



上へ前へ次へ