あなたたちは真理に従うことによって、霊（たましい）を聖め、偽りのない兄弟姉妹愛を宿すようになったのですから、互いに心から愛し合いなさい。

（第一ペテロ 1:22）

　今日あなたたちは神の前に信仰によって結婚するのでありますから、互いに愛すべき義務を神に対して負われたのであります。「私は神によってあなたを愛します」という事と、「私は神によってあなたを愛さなければなりません」という事とは、似ていてしかも違います。「あなたを愛します」とうい事に比べて、「愛さなければなりません」という事は、ちょっと聞けば水臭いようでありますが、しかしその方がはるかに深刻であり、真理に近い強固な愛であります。人は皆弱く不完全なものでありまして、「私はあなたを愛します」というその愛はお互いの現実や気持ちの状態で動揺してしまいます。しかしあなたを愛すのは神にあっての私の義務であり、たとえお互いがどうあろうと、あなたを愛しそして終わりまで愛さなければなりません。神にあってのこの真に固き永遠の愛の義務のゆえに、家庭生活が完成されて行きます。この信仰によって始めて神の預定の祝福を理解することが出来るのであります。

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