8 月 5 日
見なさい、私は新しい天と新しい地を造ります。前のものは過ぎ去り、思い出されないでしょう。あなたは新天新地に永遠の喜びを受けなさい

イザヤ 65:17-18

再臨(さいりん)の信仰

 人類の文明を思う時に、私たちは平和の光明を見出す事が出来ません。科学技術は人類の生活を便利にすると共に、危険にしてきました。偉大な思想は消え、道徳は沈み、人は刺激を求めて生き、刺激の中に死んでいます。文明は進歩したようですが、人間そのものには本質的な進歩はありません。このような時代にあって、私たちは特にキリストの再臨(さいりん)を待ち望む心を深くします。この信仰だけが、国民と人類の救いに希望をもたせます。人間に生きる望みと勇気を与えます。罪の生活から離れて、清く正しく生きて行かなければならない事を教えます。

 この悪しき世代にあって、神を離れて生きようとするのは罪であり、死を欲するのも罪です。正しい喜びをもって生きようとする人は、キリストの再臨を待ち望む信仰に来ます。そこに初めて自己のあせりや、もがきによらず、価なくして生命の水を飲む事が出来るでしょう。信仰こそ、文明批評の後に残る最後の一線です。これなしには人は生きる喜びも力も見出す事が出来ません。



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