8 月 1 5 日
哀歌
ああ哀(かな)しいかなこの国、
はじまって二千年、
未だかつてない審きに会いました。 ・・・ 
私の村は焼かれ、私の民はかすめられ、
私の子はガダルカナルに死に、
私の友は広島に倒れました。
何十万の罪のない血を以て、
戦争の終了は封印されました。 ・・・ 
神よ、私たちは罪を犯し、あなたに背きました。
あなたこれを赦されませんでした。
あなたは怒りをもって自らの手で、
私たちを追い、責め、殺してあわれまず、
敵は皆私たちを攻め、
恐怖と陥落が私たちに来ました。 ・・・ 
剣によって建てたものは剣によって奪われ、
七十年の辛苦は一日にしてつぶれ、
二千年の栄光は一夜にしてくずれ、
空に光はなく、民に生気はありません。
私たちはどんな顔をして祖先に会いますか、
どんな志(こころざし)を持って子女を教えますか。
人は自分の罪が罰される時つぶやく事が出来ますか。
私たちのむさぼりとたかぶりが、この審きを導き、
神は一円をも余さず、報いを要求されます。
エホバがこのくびきを負わせるのですから、
私たちは満ち足るまでこのはずかしめを受けます。
なぜなら主は永久にすてる事をされず、
私たちの患難(かんなん)を、
かえりみる時が来るからです。 ・・・ 
私たちは苦難によって信仰を学びます。
そしてエホバが義しく世界を審かれる日に、
私たちは永遠の平和と自由を喜び歌います。



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