悪人と共に悪の家に住まず、偶像崇拝者と共に偶像の村におらず、荒野に居り、またクチグラに宿って、ダビデは自分の信仰の純粋と独立とを守りました。彼は世と妥協せず、世に利用されず、ただエホバの前に真実に歩む事を求めて狭い道にいました。彼は苦難の中にあってエホバを避け所とする人に、エホバがいかなる恩恵と保護を与えるかを繰り返して体験し、賛美は彼の孤独のくちびるをたびたび破りでました。自分を迫害する人に対する審判はエホバに委ねなさい。人がいかに私を捕らえようと穴を掘っても、
「主は心に痛み悲しんでいる人の近くに在り、霊(たましい)の悔い改める人を救われます。義しい人には患難が多いのですが、主はそのすべての中から助け出されます。主はその人のすべての骨を守りその一つさえ折らせません」。このゆえに
「私の心は定まりました。神よ私の心は定まりました。私は歌い賛えます。栄光よ、さめなさい。楽器の調べよ、さめなさい。私はあけぼのの太陽を呼びさまします。主よ、私はすべての民の中であなたに感謝し、すべての国の中であなたを賛美します。あなたのいつくしみは大きく天にまで至り、あなたの真実は雲にまで達するからです。天よりも高く在ます神よ、栄光をあまねく地上に挙げてください」。流浪の日にあってダビデはこのように賛美し、感謝し、祈ったのでした。