義しい人はヤシの木のように栄え、レバノンスギのように育ちます。彼は主の住まいに植えられ、神の大庭に栄えるでしょう。そして年老いても、青々と生命にあふれ、豊かに実を結ぶでしょう。主はまっすぐで、主は私の岩です。主に決して不義はありません。

（詩篇 92:12-15）

　年をとれば気が弱くなり、首もうなだれて来ます。しかしエホバは、エホバによりたのむ人の角を高くあげて、風に息巻く野ウシの角のようにされます。またその人の首に新しい油をそそがれて、白髪から良い香りが流れます。信仰は人の若さを保ちます。それは神が朝ごとにその人に新しい生命をそそがれるからです。

　神を信じる人はレバノン山に生えるレバノンスギのごとく、またエホバの宮の大庭に栄える大木のごとく、年老いてなお実を結び、豊かにうるおい、緑の色に満ち満ちてエホバの恩恵をあらわします。信じる人の上にくだされたエホバの恩恵を思い、心はたのしみ、喜びあふれてエホバをほめたたえます。

　長い人生の経験を経、人生のにがさを味わって来た人は、結局人間の空しさと自己のおろかさを知り、それだけに神の真実と神の恩恵だけがいつまでも残る力であり希望であることを、一層切実に知るのです。

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