1 0 月 1 6 日
人はその父母を離れて妻と結ばれ、二人の者は一体と成るべきです。この奥義は大です。それはキリトスとエクレシアを意味します。

(エペソ 5:31-32)

結婚の奥義(おくぎ)

 結婚の奥義はキリストとエクレシア(教会)との関係です。夫婦の結婚はキリストとエクレシアとの結合の型です。私たちの結婚について学ぶべき最大の奥義は実にキリストとエクレシアとの関係であり、結婚そのものが最終的絶対的なものではありません。結婚する人あり、結婚しない人あり、結婚しなくても啓示と信仰とによってキリストとエクレシアとの関係の奥義を把握した人は、人生にあって学ぶべき最大のものを学んだのです。その人は誠にキリストの花嫁である真のエクレシアに加えられます。ただ通常、人は夫婦結婚の体験によってキリトスとエクレシアとの関係の性質を味わい知り得るのです。もしこの体験を恵まれなければ平凡な私たちはとうてい右の奥義を理解し得ないでしょう。

 夫婦はその肉体の結合において一体となります。これが親子友人よりも夫婦の結合の最も根本的な理由です。しかしながら肉体の一体は霊の一体の型にすぎません。もし全人格的全霊的な一体的結合が行われるならば、肉体的一体は必ずしも必要ではありません。ただ普通の人は肉体的一体の体験によって全人格的全霊的一体の奥義を始めて味わい理解する機会が与えられるのです。



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