私は荒野で寂しい地であなたを知りました。荒野
心の平安は荒野におけるエホバとの契りにあります。エホバはダビデを愛するゆえに、たびたび彼を荒野に送って、彼の霊(たましい)を健全にならせました。少年時代、ヒツジを守る孤独の夜、星を仰いで永遠を思いながら、一管の牧笛に託して神の愛を慕(した)った時から、老境(ろうきょう)に入った今、子に背かれ、友に裏切られて荒野の道に涙するまで、ダビデは何度か死のかげの谷を歩み、その中においてエホバとの交わりを深くしまた。 ・・・ 荒野がなければ人の信仰は化石化します。ダビデを信仰の人としたものは、彼の荒野の生活でした。まことに患難(かんなん)にあったことは、私たちの信仰の益です。