心の貧しい人たちはさいわいです。 天国はその人のものです。 悲しんでいる人たちはさいわいです。 その人はなぐさめられるでしょう。幸福と苦難
人は人生に幸福を求めます。しかし幸福などというものは人生には無いようです。人は人生に幸福を求めなくなった時、いや、求めることが出来なくなった時、始めて真の人生を歩むような気がします。イエスは孤独であり、神御自身が全く孤独でありました。だれもイエス様や神様を幸福にしてあげた人はいません。もし人生に意味があるなら、それは神の心を知り、キリストの心に触れることでなければなりません。しかし、これを知りこれに触れた時、人生の苦しみは徹底します。その時初めてこの世のものでない、聖国(みくに)に就ける喜びが始まります。しかしそれは幸福の名を以て呼ぶにはあまりに神聖です。