1 1 月 1 9 日
あなたたちは立ち返って、落ち着いているなら救いを得、静かに信頼しているなら力を得ます。

イザヤ 30:15

静かな信頼

 苦難におそわれた時先ず第一に必要なのは、神に依り頼んで静かにすることです。あわてて騒がないことです。あわてるから物事の大小軽重の釣り合いを見誤り、恐れるべきでないものを恐れ、真に恐るべきものを恐れず、破滅におちいるのです。神に立ち返って静かにすれば、自分の過去及び現在についての道徳的反省が起こって来ます。この静かな良心の声に聞き従って罪を悔い改め、麻布を着、灰を被り、衣を裂いて神の前におそれかしこみ、神の赦(ゆる)しを泣き求めなければなりません。神に対してこの態度を取る時、始めて苦難の底より復興(ふっこう)の希望がわき出て、起死回生(きしかいせい)の道を知るのです。これが預言者の原則であり、個人の場合も国民の場合にも当てはまるところの永遠不変の真理です。



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