1 2 月 7 日
女性はつつしみ深く、信仰と愛と清さを持ち続けるなら、子を産むことによって救われるでしょう。

第一テモテ 2:15

母の信仰

 預言者サムエルの出生は、アブラハムの子イサクの出生とその意味が共通しています。第一に、それは肉を通じて生まれた子ですが肉の欲によって生まれたのではなく、神の恩恵によって与えられた子です。第二に、それは敵のそしりの中にあって、神の救いを求めた母の祈りによって与えられた子です。第三に、それは石女(うまずめ)の胎にも奇跡(きせき)を現される神の能力を信じた、母の信仰によって与えられた子です。第四に、それはその子を一生の間エホバにささげるところの、母の誓いの下に与えられた特別の使命の子です。これを一言で言えば、サムエルは肉の情によらず、霊の祈りによって生まれたのであり、母の胎に宿るよりも前から神にささげられた信仰の子でした。この事実の中に、国を継(つ)ぐ人は肉によるアブラハムの子孫ではなく、霊による子孫であるとの、旧新約聖書を一貫した原則が示されているのです。女性は信仰によって子を生むことによって国を救う人となります。サムエルの母ハンナは、エホバの言葉がまれな時代において信仰によってサムエルを生み、これによってイスラエル国をおこす基を築いたのです。幸いです、今の時代にあって信仰によって子を生む日本の女性!



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