人があなたたちを教会、あるいは祭司、あるいは権力者へ引き連れて行く時、何と答え、何を言うべきか、思いわずらわないでいなさい。あなたたちが言うべき事を聖霊が教えるからです。　・・・　何を食べようかと生命の事で、何を着ようかと体の事で思いわずらわないでいなさい。　・・・　あなたたちの父はそれらのものがあなたたちに必要な事はご存知だからです。

（ルカ 12:11, 22, 30）

　キリスト者には二重の苦しみがあります。一つはキリスト者でなければ受けることのない苦しみであり、キリストの名のために受ける迫害やあざけりのたぐいです。他の一つはすべての人に共通の苦しみであり、この世的な生活や家庭や健康上の苦しみです。　・・・　聖霊が助けて下さる、神が知っていて下さる、この信頼この信仰が生きていれば、私たちは直面している苦しみの中において、又は私たちに臨むかもしれない苦しみを前にして、思いわずらって心の平安を失うことはありません。思いわずらうから、備えられている救いの道も見えないのです。これに反して心を静かにして、神により頼んでいれば、目がはっきりして、神の示される救いの道が見えるのです。思いわずらいは不信仰です。それを止めましょう。

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