1 2 月 3 1 日
人の子が栄光の中に全ての天使を従えて再び来る時、彼は栄光の王座について全ての民をその前に集め、牧者がヒツジとヤギを分けるように彼らを選り分け、ヒツジを右にヤギを左に置くでしょう。そして右の人に言うでしょう、「さあ来てください、父に祝福された人よ、世の初めからあなたたちのために備えられた国を受け継いでください」。

マタイ 25:31-34

末の日

 人類は長い歴史を通して、救い主の来られる神の約束を信じ、その日を待ち望みました。ついに救い主は世に来られて、罪の赦しの福音を告げ、信じる人に天国の門を開きました。

 人々の待ち望んだ救い主は、信じる人に罪の赦しと復活の希望を与えるだけでなく、「末の日」において世の審判を行い、神の国を地上に建てる栄光の王として待ち望まれていました。救い主の来られる時が「末の日」であり、それをもって社会の一切の不義と矛盾(むじゅん)と戦争が除き去られ、理想の神の国が地上に現れるものと期待されたのでした。

 しかし神の経倫(けいりん)は、そのように簡単には運びませんでした。人類の罪がそのことの原因でした。 ・・・ 

 イエスが世に生まれることによって、救いの第一段は成就(じょうじゅ)しました。しかし「末の日」における審判と、それを通して現れる神の国の完成は、なお後に期待されるべきものです。 ・・・ 聖書はその約束を私たちに示しています。私たちはこの神の約束を信じて、主の再臨(さいりん)を切に待ち望みつつこの悪の世に生きているのです。



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