1 0 月 1 日
目も栄えるコスモス、キク、ダリア、
ふち取られたうすむらさきのキキョウ、
めずらしいバラの花さえそえて、
清い者の門出に祝福がありますようにと、
その顔をおおい胸飾りをつけ、
秋は自然の誇りをつくしました。

(藤井武 「子羊の結婚」1:1-6)

十月一日
月日はめぐり、秋が来ました。
秋と共に十月一日は来ました。
空気はすんで空は高く、
花は光って地は清らかです。
私の心は天をしたいます。
私の身はいつか地を離れます。
私の宝は天にあります。
その宝の数々の中には、
私を愛してくれた人々、
主が私の罪を赦されたこと、
まじりなき心で主と兄弟姉妹を愛し、
兄弟姉妹の負債をきれいに赦したこと、
流した涙、これは神の革袋に貯えられ、
天において宝石と変わっているでしょう。
私の愛する人よ、私の行くことを、
泣きなさい、しかし喜びとしてください。
それはあなたの宝もまた永遠に、
天に貯えられるためです。



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