昨日、「ようこそ先輩」という行事が行われ、愛農高校の卒業生三名をお招きしお話しを聞きました。
40期生の宋(旧姓:中川)知子さんが、自分のからだの声をきくこと、感じることの大切さについて話していただきました。中川さんはからだの不調に悩んだ時期があり、医師からは治らないと言われたけれども、治したいという気持ちで、自分でできそうなことをやってみることによって、快方に向かった経験を語って下さいました。
次に35期生の奥田(旧姓:城)あさ子さんは、大阪生まれで、和歌山県で小中学時代を過ごし、愛農高校に入って、卒業後に推薦入試で国際基督教大学に入学し、フィリピンに留学し、社会人として国際系の団体で働いた後、やはり農業がしたいと再び専攻科として、韓国にある姉妹校のプルム学園で学び、卒業後に愛農会で働いた自分の歩みを紹介され、在校生達には、世の中には色々な人がいて様々な価値観を持っていること、その多様性を受け入れて欲しい、そして、其々の人が自分の好きな事を見つけて突き進んで欲しいと、メッセージを伝えられました。
最後に44期生の田邊聖(きよし)さんは、高校生活は引きこもっていて、実習と管理の時間だけ出ていたこと、卒業後は、自分の生きている世界は狭いなと感じて、タイの農場で3年間働いたこと、今は見たこと無いこと、聞いたこと無いことに出会う為に世界旅行をするためにお金づくりに励み、20代を謳歌している話を、語ってくださり、在校生には、今は、やりたいことがないとか、やったことがないからやめておこう、ではなく、やったことないことをやってみる人になって自分の可能性をひろげて欲しいと、熱い気持ちに惹きこんでくれました。
生徒達も熱心に先輩方の声を聞き、多くの刺激を受けている様子でした。これからの愛農高校の生活もそうですが、これから先の生き方も考えるきっかけになったのではないでしょうか。
[ムラカミ]