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農場案内

いのちを⼤切にする農業」の
実践の場

愛農学園農業⾼等学校の農場は耕種(作物、野菜、果樹)、畜産(養鶏、養豚、酪農)の6部⾨に分かれています。⽥や畑、果樹園など総⾯積は約3ヘクタール、家畜の数は産卵鶏約2000⽻、⺟豚約10頭、種雄豚約1頭による年間肥育豚は150頭ほど、乳⽜は20頭ほどを飼育しています。

耕種部⾨では、農場に⽣きる多様な⽣態系を破壊することなく、持続可能な農業を⽬指し化学肥料や農薬を使⽤しない有機農業の実践を⼤切にしています。 畜産部⾨でも遺伝⼦組み換え作物や抗⽣物質等に頼らず、家畜のストレスを減らす飼育⽅法を模索、実践しています。農場に⽣きる家畜や野菜、お⽶、果樹はもちろん、⾍や微⽣物までも含めた「いのちを⼤切にする農業」の実践の場が愛農⾼校の農場です。

⽣徒はそうした農場での実習を通して、農業技術を⾝につけると同時に、体⼒、精神⼒、豊かな感性を⾝につけていくのです。農場が産みだす豊かな農産物による校内⾃給率は7割に達しています。その安全で安⼼な⾷材は丁寧に加⼯、調理されて、私たちの⾷卓を豊かにするとともに、外部の⽅々にも販売しています。

農場概要

果樹部

果樹52a

全国的にも珍しい農薬・化学肥料を使わないブドウ栽培を中⼼に、キウイ・梅・柚⼦など約80本の果樹を栽培。ジャムやドライフルーツなどの加⼯品開発も⾏います。

野菜部

畑60a・ハウス6.5a

無農薬・有機栽培を基本とし、⾃家採種を取り⼊れながら、年間約60種類の作物を栽培しています。 農場から排出される畜糞や植物残渣等も⼟壌改良に活⽤します。

作物部

⽔⽥1.5ha、畑30a

有機農法で合鴨を飼い稲を育てています。⼤⾖やトウモロコシ、⼩⻨、ジャガイモやサツマイモ、きびや⿊⽶など雑穀類も育てます。農産物の加⼯にも取り組んでいます。

酪農部

成⽜約10頭、育成⽜約5頭

約10頭の搾乳⽜と育成⽜数頭のホルスタイン種を飼育。 地元で⽣産される稲・牧草サイレージを中⼼に無投薬の⾃家配合飼料を与えています。 搾りたての⽜乳は毎⽇の⾷卓にのぼります。

養鶏部

約1500⽻

健康で産卵できるように、平飼いで飼育し、餌にもこだわった養鶏に取り組んでいます。⾮遺伝⼦組み換えトウモロコシ、地元の飼料⽶、⽶ぬか、オカラなどを材料に⾃家配合して給与しています。

養豚部

約100頭(⺟豚10頭)

抗⽣物質やホルモン剤等は使⽤せず健康な豚を育てています。年間出荷は平均200頭ほど。 ⼀部は校内⽤にハム・ベーコン・ソーセージの加⼯を⾏っています。

農産加工室

ジャムやシロップ、味噌製造や加工品の試作などで利用する施設です。肉類以外の愛農高校の商品はほとんどがこの加工室で製造されています。回転鍋や食品乾燥機が備えられています。

畜産加工室

主に養豚部の豚肉のスライスやミンチ、燻煙(ソーセージ・ベーコン・ハムなど)に利用する施設です。養鶏部の鶏肉のミンチや、酪農部で屠畜された牛肉の加工も行うことがあります。

食鳥処理室

鶏を屠畜する施設です。卵を産まなくなった鶏を肉にして、日々の食卓に提供します。養鶏部の生徒を中心に処理を行います。