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62期入学式

入学式

62期が丘を登ってきました。60期24名、61期24名、62期25名、全員が60期台、総勢73名の新しい愛農高校です。

今年の入学式も校長(13期生)、理事長(7期生)、愛農会会長代理(31期生)、元校長(1期生)による暑い(もとい熱い)ウェルカムメッセージがあり、その後の食事会(愛餐会)ではついに生まれた初3世代愛農生の祖父(3期生)・父(34期生)の挨拶に会場が湧きました。

つくづく愛農の入学式と愛餐会は「ようこそ」なんだなと思います。愛農は関係者の多くが愛農でだれかと寝泊まりした経験があるし、だれかと労働し、だれかとごはんを食べた経験があります。それはとても根源的な経験で、関係の原点ともいえるかもしれません。

僕らスタッフも関係者も、新しく仲間入りしてくれた生徒やその保護者の存在を心から喜ぶし、期待をするし、心強いと思う。「よく来たね。まぁまぁ一緒にごはんでも食べよう」と言いたくなる。農を根幹とした愛農はとにかくみんなでごはんを作って食べることに、労働することに、こだわっているとも言えます。それ自体が平和であるからです。だから愛農の入学式と愛餐会は暑苦しい(笑)。やたら「愛」について語る人が多い。どんな「人材を育成する」かなんて人を材料扱いすることよりも、ここの日々を、これからの世界を共にどう生きるかに言及するのです。

愛餐会では保護者と新入生の一言。どの保護者も生徒もまぁ個性豊か。愛農に来た人だからというよりも、たぶんだれしも本当はこれぐらい個性が豊かなんだと思います。その個性が、この歓迎ムードの中で一気に開花していきます。入学式と愛餐会の雰囲気に感激する保護者さんも多くて「こんな気持ちになったことがない」ということを涙ながらにお話されます。もしかしたら社会は想像以上に乾いているのかもしれない。愛農のような不完全で、足りなくて、それゆえ個人の存在を歓待する場所は生徒も保護者もスタッフもひっくるめて渇きを癒す場所なのかもしれません(たぶん)

さて、そんな入学式と愛餐会も満開の桜の中、無事終了しました。5月のゴールデンウイーク帰省まで、なんとなくみんなソワソワしながら日々を過ごします。ようこそ愛農高校へ!

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会場の外は満開の桜
愛餐会(合唱部)
愛餐会のメニュー