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九州出張愛農報告

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8月8日(金)
福岡県筑紫野市にある、まいにち農園食堂にて行われた学校説明会のご報告です。
まずはこちらの食堂のことから説明させてください。この「まいにち農園食堂:別名・週末マルシェ食堂オーガニックパパキッチン(2020年11月オープン)」は、有機食材中心でのメニュー展開をしている食堂というだけでなく、9年前には厚生労働省より委託を受け若者のサポステ事業を開設、昨年からは就労継続支援AB多機能型事業開設にまで事業展開する中で、雇用の範囲を広げ、社会の中で生きにくさを感じている皆さんを農業や食とつなげる取り組みをしている、とんでもなく素晴らしい場所だったのです。この場所作りに何年も前から関わってくださっていた2年生保護者さんが、現在は長崎市在住にも関わらず九州在住のお近くの保護者さんたちと「場」を設定してくださり実現したのが今「あ
いのうお話会」でした。オーガニックという言葉の意味の通り、それはもうミラクルな出会いに満ちた筑紫野市でのお話会、 乳幼児さん、ちっちゃいお友だち、小学生中学生、そして高校生も保母さんや先生、愛農生やその保護
者さん、卒業生の保護者さんや卒業生によって当日会場は埋め尽くされました。普段の営業時間を繰り上げて私たちのおはなし会のためにスペースをあけてくださいましたオーガニックパパのスタッフの皆さま本当にありがとうございました。お会いしたオーガニックパパの社長とは密かに同じ匂いを感じた泉川です。今後も引き続き細くて長いおつきあいをいただけたら嬉しいなとお約束して会場を後にしたのでした。〈泉川道〉

8月9日(土)第二弾は熊本に移動して熊本市内にある日本キリスト教団武蔵ヶ丘教会で行いました。在校生の保護者さんが牧師をされている教会で、教会員関係の方、愛農関係の方、そして熊本の生産者消費者協同組合「熊本いのちと土を考える会」の消費者さんや卒業生でもあり生産者でもあるかたも来てくださいました。参加された方と一緒に愛農の昼食の前にうたわれる「日々の糧」を4部で歌ったり、保護者さんに用意していただいたコーヒーや「考える会」の野菜を使ったとってもおいしいキッシュもいただいたりと、おなかも心もいっぱいになる素敵な会となりました。会が終わった後もそこでの出会いで花が咲いたように教会堂のあちこちでお話をされる参加者の方たち。愛農の活動やお互いの働きに共感して、共鳴し合って大きな波になっていっているんだなっということを実感いたしました。どこの会場に行っても思うことではありますが、出逢いに感謝です。「みんなでいきていく」そんなテーマの学校説明会でしたが、会の終わりの皆さんの姿を見てそういうことだったのかと、どこか納得して皆さんとお別れしました。きっとまたどこかでお会いすると信じて…。〈岡〉

8月10日(日)九州でのお話会第3弾は、九州一夜空が美しいと言われる山都町清和天文台からほど近い馬見原西部地区交流館にて行われました。こちらは2024年度に入学した劇団天然木の次男さん(61期生)と、2025年度に入学した元劇団員(62期生)のお話も聞けるということで多くの方々がお集まりくださいました。印象的だったのは1日目のまいにち農園食堂と同様、農業と福祉、農業と教育を結びつけて平和な愛ある社会づくりを継続していけないかと考える方々にお越しいただけていたということです。天然木の皆さんは演劇を通じて平和を伝えている団体、そこに集まって来られる方々も自ずと平和な社会を子どもたちにつないでいきたいと主体的に実践しておられる方々ばかり。ビックサプライズとして突如お話会に出現した江端同窓会長からのお言葉も加わりアットホームでありつつ愛農の精神である「農業者たる前に人間たれ」が語られた最終日でもありました。 <泉川道>

最後は大雨に追い立てられるように北上しやっとの思いで岡先生とフェリーに乗り込み無事に愛農高校までたどり着くことができましたが、熊本の水害のニュースを見て心を痛めております。どうか被害が最小限にとどまりますように。この

3日間でお世話になりましたたくさんの皆様方に心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願い申し上げます。

<泉川道子>