第13回小谷純一先生記念会が開催されました。
第Ⅰ部では、前理事長の奥様、霜尾閑子さんが「わたしにつながっていなさい」と
題してお話ししてくださいました。
霜尾さんは農業、村づくり、愛農運動を一筋でやってきた方です。
実習生もたくさん受け入れており、本校からも農家実習や専攻科でお世話になっています。
聖書ヨハネによる福音書15章4~5節の言葉「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながって、わたしもその人につながっている」から、わたしたちはつながって実をならせる役があり、それを愛農高校で学んでいく。
また、心に受信機を持つことも大事で、信仰とはスイッチを入れることである。
信じるとはつながること、信仰とは信じることであるということも話してくださいました。
第Ⅱ部では、小谷先生のDVDの上映があり、小谷先生自身がどのような方かが伝わってきました。熱い思いを持った、語るといろんな思いが湧き水のように出てきて、話しが止まらない方です。
DVDでは、良心のことを熱く語っていました。
人間の生命は霊・心・体の3つからなっている。心が体を支配しており、霊(良心)は心を支配している。
良心とは、お米でいったら胚芽の部分で人間にとってとても大事なもの。
良心とは、神の声を聴く受信機を持つことで、人間の命を大切にする、生命を尊重する存在になることであると話していました。
愛農高校の建学の精神にも、良心のことが挙げられています。改めて小谷先生の大事とするものを振り返ることができました。
その後、生徒・職員・講演会を聴きに来た方と交じって、小谷先生の書かれた文章「愛農高校存在の意義」を輪読して、それぞれ感想を言い合いました。
生徒にとり、小谷先生の印象はそれぞれで、また実際小谷先生の授業を受けた卒業生からの言葉もあり、いろんな小谷先生の面を見ることができました。
[ミヤモト]