7月14日(土)~16日(月)、愛農高校を会場に「あいのう子ども自然学校」がもたれました。小学校高学年を対象に今年は衣・食・住の「衣」をテーマに藍染を体験する時が持たれました。愛農生や保護者の方々、OB・OGの支援、愛農会のスタッフの方々とが力を合わせて行われている企画です。参加した子ども達の中には、「雑草で染めるの?」といった声が聞かれましたが、身近なもので生活を彩ることができるのかと知らされた経験でした。
4月に愛農会の方が種を蒔いて、無事に藍を収穫することができました。藍はとても強い植物らしく、茎葉を切り取っても水につけておけば再生するそうです。子ども達はまず、藍を摘み取り、その後たらいに水をいれてじゃぶじゃぶと洗い始めました。
それから、用意されていた布に模様をつけるべく、輪ゴムや割り箸を使って生地を引っ張ったり、絞めたりします。それぞれ、思い思いのデザインを考えていたようです。写真を撮っていると、ポーズを決める子もおりました。楽しんでいたようです。
そして、洗浄した藍をミキサーにかけてドロドロにします。生徒曰く、「緑効青汁のよう」とのことでしたが、参加しているある子は「見て!ドロドロよ。」と驚いた様子でした。筆者は最後まで都合により藍染を見れなかったのですが、完成した藍染はこのようになったようです。美しいですね。
自分達の着ているものを、自分達で色づける。そしてそれは、自然にあるものを使ってできる。和やかな雰囲気で行われた自然を知るひとときでした。
【松田翼】