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人権集会

愛農高校では人権集会が行われました。

 

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今年の人権集会の講師はエップ・レイモンドさんと荒谷明子さん夫婦。

現在、愛農高校専攻科生の保護者さんで

北海道長沼町でメノビレッジという農業を中心とした共同体を実践されています。

 

朝から夕まで、丸一日、講演くださいました。

 

まず始めは、愛農高校の人権委員による朝拝、

 

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・アニマルウェルフェアのこと

・家畜(特に鶏)が劣悪な環境で飼育されている家畜工場

・犬猫の殺処分問題などなど

人間に限らず、すべての命に尊重すべき権利があるという意思を、私たち一人一人がもつ重要性を教えてくれました。

 

 

そしてレイモンドさん、明子さんによる講演へ。

 

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日本で種子法が廃止され、水道も民営化、さらには自由貿易に向けた流れが加速する中で、

私たちが取り組むこと、できることをお話しくださいました。

 

まず、前提として大切なこととして、種、土地、水というものが「人類共有の財産」から

「所有の財産」となってしまったことによる弊害がどうしても出てきてしまうということ。

 

種、土地、水の囲い込みがおきれば、そこから所有できる者とできない者とでの貧富の差がどうしても生じてしまう。

 

そして今の社会では、所有できる者の権力が、あまりに圧倒的であり、国すらも超えた権力になってしまうことによる問題が世界中で起こってきているということをお話しくださいました。

 

そのうえで、そうした社会を変えようと活動してきた4つの歴史的事例を紹介くださいました。

”社会を変える活動”

・インドのガンディーのこと

・メノナイトの活動

・1640年代のイギリスの真正水平派のこと

・現在のブラジルのキリスト教会の活動

などの活動をご紹介くださいました。

 

そして、そこから学べる大事なことは、真実を求め続けるということ

 

紹介してくれた、4つの事例とも、実践する中で迷い、苦しみ、もがいていた。

でも、真実は何かを問い返し続け、活動してきたということ。

 

 

そして、今、メノビレッジで実践されていることをお話しくださいました。

CSAのこと、古代麦のこと、地域の小中学校のこと、ヒツジまつりのことなどなど

メノビレッジの取り組みについての詳細は愛農会の愛農誌でも度々取り上げられているので、ぜひお問い合わせを。

 

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ものすごく厳しい、苦しい話であるにもかかわらず、レイモンドさん、明子さんの柔らかい人柄によって

本当に聴きやすく、励まされる講演でした。

 

 

ありがとうございました。

 

【マスモト】