皆さんこんにちは。専攻科から集合教育の報告です。ご存知の方も多いと思いますが愛農高校の専攻科について少しお話しします。
愛農高校には専攻科という4年目の自由選択コースがあり、1年間行きたい農家さんのところに住み込みで研修をするというもの。今年は5名が選択し、それぞれ東は千葉の佐倉市(野菜)・岐阜の恵那市(養豚・加工)・大阪の岸和田市(野菜)・京都府の舞鶴市(野菜・米)・沖縄県の西表島(サトウキビ他・民宿)にお世話になってます。いやぁ、広い。そこから8/17~25まで愛農に帰ってきて外部講師の講座を受けたり、それぞれが所属していた部門の管理を手伝ったり、農業経営の勉強をしたりといろんなプログラムを行います。これが集合教育です。
その中でも一番メインは農家実習中間報告。彼ら彼女らが4月からの約4か月間の間に感じたこと、勉強したこと、経営面で気づいたことなどをプレゼンで発表します。これがまたなかなか面白い。やはり農家に長く住み込んでいる分各農家の方向性や考え方を少しずつ吸収し、同時にその家庭に入ることで自分自身の生活や考え方をどうなじませていくかという、農業ではないところの難しさも相まって中々冷静に分析ができなかったり、情報を収集できなかったり。考えてもらえばわかりますが、中々大変なことです。それでもその学びの多さや、農家がなぜ有機農業にこだわったか、どう経営を軌道に乗せたか、何が譲れなかったからその生き方を選んだのかということを肌感覚で学んでいることに満足感を感じている様子です。
面白いと思いませんか。こんな専攻科生の担任をできることは有難い限りです。
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